人生は「内面の平和とバランス」の上に築かれる──スティーヴ・ヴァイ

ロック界で長年活動を続けているギターの神様の一人、スティーヴ・ヴァイは、自分の成功の一番大きな要因が、規則的な瞑想の実践にあると考えている。Tone Deaf誌のインタビューで、彼は次のように語った。

「瞑想は、外側の生活のなかで、内側の平和とバランスを見いだすための最高の方法の一つです。瞑想は、私たちが行うすべての活動に影響を与えています。デヴィッド・リンチ財団は超越瞑想を広める活動をしていますが、そうしたサイトを見て、瞑想の効果や体験談を読むように私は強く勧めています。最近、ますます多くの人が、自分の心をコントロールする価値を理解し始めています。なぜなら、私たちの多くは、自分自身をコントロールできなくなっているからです。瞑想によって、自分をコントロールできるようになり、エゴに基づく考えの段階からシフトして、自分自身の意識に気づいている必要すらなくなります。」──Tone Deaf誌

1980年にスティーブ・ヴァイはフランク・ザッパのバンドで音楽活動を始めた。その後、ソロ活動を始めて成功し、何枚かソロ・アルバムを発売して多くの音楽賞を受賞した。彼はまた、パブリック・イメージ、アルカトラス、ホワイトスネイクといったバンドと一緒にレコーディングを行ったり、ツアーを行っている。2005年2月にはパリで、彼と同じように瞑想を行っているクラッシックギター奏者シャロン・イスビンと共に、エレキギターとクラッシックギターの二重奏を行った。

スティーブ・ヴァイの最新アルバム「The Theory of Light(光の理論)2012年」は、精神的な発見と瞑想的な自己を見つめる旋律で溢れている。一般には、彼はギターの巨匠として広く知られているが、ヴァイは自分を作曲家であると考えている点が興味深い。

有名なロックスターであるにもかかわらず、私生活ではスローライフを送り、調和的だ。彼は家族とともにカリフォルニアに住み、2人の子供を育て上げ、蜜蜂を飼って彼自身の蜂蜜を作っている。ヴァイは、長年のベジタリアンでもある。

「ベジタリアンであることが、私の音楽に影響を与えてきました。ある意味で、私たちが自分の体に取り入れたものが、考え方に反映されると私は考えています。そして、私たちの考え方は、私たちが作るものに反映されるのです。ベジタリアンであることが、音楽にどう影響しているのか、意識的に話すことはできませんが、そのような影響があると確信しています。ですから、すべての人が自分にとって正しいものを見つけなければなりません。私は、人々が何を食べているかで、その人を判断したりはしません。それは彼らの世界であり、誰でも自分に合うものを見つけなければならないのです。」──Veggies-Rock.com

スティーブ・ヴァイは、リトル・キッズ・ロック(米国中の公立学校で、子供たちに無料の楽器と指導を提供する非営利団体)の公式支援者でもある。

原文:TM HOME