新しい解決法、自分のための時間を作る──VOGUE

他の場所では知らないが、ニューヨーカーがよくつぶやくセリフは「忙しい」だ。それは、悲嘆と自慢の両方の意味を持っている。「仕事を減らせたらいいのに」、そして「私はすごく必要とされている」という両方に解釈できる。

がっかりすることに、良きにつけ悪しきにつけ、私たちは本当に忙しい。私も数カ月前に心と身体をきれいにする10カ月間のコースに申し込むまで、自分がどんなに忙しいか気づかなかった。そのコースにはいくつかの守らなければならない事項があった。自分で食事を作ること、決められた期間数回の運動をすること、湯船につかって風呂に入ること、朝晩10分間瞑想すること、だ。

大変シンプルなことだが、私は最初、「どうやって時間を作るの?」と思った。しかし良く考えてみると、人間の基本的な欲求──食事を取り、風呂に入り、十分な睡眠を取り、健康を促進し、心拍数を上げる、ということに対して、実際はほとんど時間を使っていなかったことに驚いた。仕事は持っているが、独身、子供なし、頼るべき持ち家さえもない人生を送っていることを考えた時、空恐ろしくなった。どうして私はこんなに忙しくなってしまったのか?

しかし、これは私だけに当てはまることではない。今週初めのインスタグラムでの「Sean Diddy Combs」は、ショーンが疲れているように見えると言ったコメンテーターに、こう答えていた。「それが仕事というものだよ」──もちろんその通りだ。しかし、どうしてそれをしなければならないのか? 多分、インスタグラムのチェックを怠ると不安になるので、忙しくなるということなのだろう。

スマホは、私達を同僚、クライアント、友人、恋人と、常につながっているようにした。そしてインターネットの出現による#ICYM1(見逃した情報)文化による目に見えない競争が始まった。誰が最もたくさんの事を成し遂げて勝つか、ということだ。しかし、展示会、プロジェクト会議、お見合いパーティーなどの競争のなかで、私は何か重要なことを完全に見失っているように感じ始めた。今年の私の解決策は、スローダウンということだ。Noを言うことを覚え、自分自身のために時間を作るのだ。

「することをしない、必要がある」と、ボブ・ロスは言う。彼はデヴィッド・リンチ財団のエグゼクティブ・ディレクターであり、40年以上も毎朝20分間の瞑想を行って来た。それは、静かに座り、目を閉じマントラを繰り返すだけの簡単な瞑想だ。心と身体をリセットする。「眠るよりずっと休める」と彼は言う。TM(超越瞑想)をすることによって、直ちに心の中心に向かい、考えが静まる効果以外にも、研究者は、この実習が繰り返されることにより、慢性的なストレスの有害な影響を反転することが出来ると言う。このようなストレスは、自分に課されたアポイントメントのスケジュールを、最高のスピードでこなしている時に、積み重ねられるものだ。

「不安を感じている時は、身体は健康を害するホルモンを作り出しているのです」とロスは説明する。レム睡眠は、この有害なホルモンを減らすのに必須だが、単なる20分間のTMが、失われた何時間もの睡眠を補ってくれることが研究によって明らかにされている。

「自分自身をケアしていれば、すぐにこのことがわかります。自分をケアするのは、他でもない自分だけなのです」とドナ・カランは言う。彼女はファッションの会社を経営しながらも、家庭とヨガの時間のバランスを取っている精力的な企業家だ。時間をかけてコンピューターの前に座っているだけでは、すばらしいアイデアが浮かばないのは明らかだ。

「私は、ビーチを散歩している間にコレクションのためのデザインを全て思いつきます。くつろいで幸せな気分の時、とても創造的になって、新しいアイデアがやってくるのです。」

では、どのようにしてリラックスしていて幸福な時間を作るのか? 「私は、それが組み込まれているスケジュールを作っています。そうじゃないと永遠に出来ないわ」カランは、毎朝ヨガの時間を取っていることを認める。「それがすべて。でも、絶対よ」もちろん、すでにカレンダーに書かれている予定と直面しなくてはならないのは、皮肉なことだ。ロスは言う。「時間なんてないよ」その代わりに、収入の事を考えながらも、余分な事を切り捨てる決意をもたなければならない。

「私は、20分間の瞑想を忘れたことはありません。TMは、深く休息できるからです。その後の8~10時間、私のエネルギーは、明確で、焦点があっていて、調和的になるのです。」ロスは言う。「もし、アイデアを実現するエネルギーがなかったら、私はどうしたらいいのでしょう?」

これを知って、私は2015年の私のカレンダーに週2回朝のワークアウトを忘れないように印をつけた。そして週1回の夕方に「私」と書き込み、何でもしたいことをする。それは、読書、書き物、ローズマリーチキンを作る、お風呂に入る、フランス語の練習をする(少々)、そして、早く寝る、などだ。全ての時間を自分自身を幸せにし、自分の考えを知り、ゴールを明確にするために捧げる。友達や同僚やおもしろそうな人が電話をかけてきても、私はどう答えるか学んだ。「ごめん。忙しいの」

原文・MACKENZIE WAGONER(by VOGUE)

  

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