荒れた学校が再生し、サンフランシスコで最も高い幸福を記録

問題を抱えたサンフランシスコの公立学校が、超越瞑想を学生や教職員に提供し、大きな成功を収めている。それに関する興味深い記事が、サンフランシスコ・クロニクルに掲載された。

その記事を書いたデヴィッド L. キルプ博士は、カリフォルニア大学バークレー校の公共政策の教授であり、『ありそうもない学者:グレート・アメリカン学区の再生とアメリカの学校のための戦略』の著者である。最近、キルプ博士は、超越瞑想を取り入れたサンフランシスコの学校を訪れ、そこで目にしたことを、サンフランシスコ・クロニクル(1月12日号)の意見記事として掲載した。以下は、記事の抜粋である。

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静寂の時間とは、サンフランシスコの中学校や高校など、湾岸地区のいくつかの学校で採用されているストレスを軽減するプログラムである。一日二回、教室で鐘がなり、普通なら10秒もじっと座っていられない騒々しい若者達が、静かに目を閉じて、心をクリアにするための時間をとっている。私は都市部の多くの学校を訪れてきたが、このような風景を目にしたのは初めてのことだった。

こうした瞑想の実践は、保護者や政策立案者が本気で注意を向けるに値するものだ。ずらりと並んだ興味深い研究結果は、学校の日課に瞑想を取り入れることで、学生の生活が目に見える形で改善することを示している。もし、サンフランシスコの学校の教育長リチャード・カランサが、彼の意思を押し進めるなら、静寂の時間は市全体の学校に広がることになるだろう。

教育長が非常に熱心である理由は、2007年に、公立のヴィジテーションバレー中学校が、アメリカで初めてこのプログラムを取り入れたとき、その成果が目覚ましかったからだ。この学校の近隣は、銃声が小鳥のさえずりのようによく聞かれる場所だ。先月は、9回も発砲事件が記録されている。そして、ほとんどの学生は、家族や知人が銃で撃たれたり、銃を発砲したりしているのだ。非常に頻繁に殺人が起こるため、学校は遺族カウンセラーをフルタイムで雇っている。

これらの学生達はよく廊下で喧嘩をし、壁に落書きをし、教師に悪態をつき、全くコントロールできなかった。欠席率や停学率は市内の学校で最も高く、疲れ果てた教師達は、定期的に病気休暇をとっていた。

当然のことながら、学業成績も好ましくなかった。学校側は、カウンセリング、学生同士で助け合う制度、放課後の個別指導やスポーツなど、すべてのものを試してみたが、がっかりするほど効果はなかった。

こうした状況が、今では、著しく改善されている。静寂の時間を採用した最初の年に、停学者数は45パーセントも減少し、4年以内に停学率は市内で最低となった。毎日の出席率は、市全体の平均を上回って、98%にまで上昇した。成績評価の平均点は格段に向上し、卒業生の約20%がローウェル高校に入学している。静寂の時間を採用する前は、このエリート校に生徒を入学させるのは非常に難しく、希なことだった。さらに驚いたことは、毎年恒例のカリフォルニア健康児童調査で、この中学校の若者達は、サンフランシスコで最も高い幸福のレベルを記録したのだ。

静寂の時間を採用している他の3つの学校でも、同様の肯定的な結果が現れている。例えば、バートン高校では、プログラムに参加した学生は、参加しなかった学生よりも、ストレス、抑うつが大幅に減少し、自尊心が高まったと報告している。ストレスのレベルが下がると共に、学力は目にみえて向上し、特に最も成績の悪かった生徒達に著しい向上が見られた。静寂の時間に参加していない学生と比較すると、学業成績が飛躍的に高まったといえる。

カリフォルニア学力試験では、静寂の時間を採用している学​​校の学生は、採用していない学校の学生と比較して、国語の成績が2倍も向上した。その差は、数学ではさらに大きくなっている。教師達は、感情面で消耗することが少なくなり、回復が早くなったと報告していた。

「研究結果は、超越瞑想が学生達の成績に大きな影響を与えることを示しています」とカランサ教育長は述べている。「カリフォルニアの他の学区との協議の上で定めた我々の新しい責任基準は、学業面だけでなく、子供達の生活を改善するために、社会性や情緒面を養うことが重要であると強調しています。そうした面こそ、静寂の時間は子供達に大きな恩恵をもたらすことができるでしょう。このプログラムが、ほんの一握りの学校だけでなく、多くの学校へと拡大することを私は望んでいます。」

静寂の時間は万能薬ではないが、多くの学生にとって、それまでの状況を大きく変えるキッカケとなっている。このプログラムに参加していなければ、彼らは学校を退学してたかもしれないのだ。それは、サンフランシスコだけでなく、すべての地域で、学校の日課に瞑想を取り入れる十分な理由となるだろう。

原文・Mario Orsatti

  

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