いかにして瞑想は、レイ・ダリオを戦っている忍者のように冷静にさせるのか?

目まぐるしく変動する投資の世界は、どんな人でも飲み込んでしまう。投資家のレイ・ダリオは、そのような中で、いかにして判断を誤らず、冷静さを保ち、成功を勝ち得てきたのか? ビジネスインサイダー紙(2月12日)がその彼の秘訣を伝えている。以下は、その記事からの引用。

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億万長者のレイ・ダリオは、巨大なヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者であり、42年間も超越瞑想を行っている。「私が成功することができたのは、他のどの要素よりも、瞑想が一番大きな要因となっています。」と彼は語る。

ダリオは先日、マンハッタンの都心部にあるアクサ・ビルで、他の著名人と共にパネルディスカッションを行った。デヴィッド・リンチ財団が主催した、このイベントの収益金は、問題を抱える若者や退役軍人に瞑想を教える資金に当てられる予定だ。

そのイベントで、ダリオは、超越瞑想を始めたきっかけはビートルズだったと話している。

「ビートルズがやっていたので興味をもちました。良いものかもしれないと思ったのです。それで始めたのですが、やってみたら実際に効果がありました。 」

ダリオが、彼の投資に超越瞑想の実践を取り入れていることは、ウォール街では広く知られていることだ。超越瞑想の効果とは、自らの中心に留まり、冷静で、創造的でいられることだと彼は述べている。

他の人々はダリオがやっていたから、超越瞑想を始めたと語っていた。イベントの司会を務めたアンドリュー・ロス・ソーキン(CNBCテレビのキャスター、ニューヨークタイムズのコラムニスト)も、自分が超越瞑想を始めた切っ掛けは、ダリオだったと言う。

「レイは世界最大のヘッジファンドを運営しているので、相場の動きに合わせて、かなりストレスの多い生活を送っているのではないかと思っていました。」とソーキンは話し、それに付け加えた。「ウォール街で働いている私の知人の大半は、少しノイローゼぎみだからです。」

超越瞑想の実践者のほとんどは、一日二回、20分間、超越瞑想を行っている。

「本当は、20分の瞑想を毎日二回も行う時間なんて、ないんじゃないですか?」とソーキンはダリオに尋ねた。

「そうですね。でも、三分の二くらいは、一日二回瞑想していますよ。」とダリオは答えた。「ヨガと同じで、実践を続ければ続けるほど、やりやすくなるのです。」

市場で取引が行われている時間帯(午前9時~午後4時)でも、ストレスを受けたときには、ダリオは瞑想することにしている。

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レイ・ダリオ

「ストレスを感じたら、ちょっと仕事を中断して、瞑想に入ります。そうすると、ストレスが洗い流されてすっきりします。」

不安に襲われ、そこから抜け出せなくなるときにも、冷静さを取り戻すために瞑想している。冷静であれば、起こっている状況をうまく扱うことができるからだ。

「わかりやすく言うと、それは戦っている時の忍者のような感じです。つまり、問題がやってくるときに、それがスローモーションのように見えるのです。それは、心が落ち着いているときに起こります。落ち着いていれば、よりよい形で問題に対処できますが、不安になると、すべてが非常に早く進むように見えて、自分でコントロールできなくなるのです。」

瞑想の時間は、落ち着きを取り戻すだけでなく、新しいアイデアを生み出す助けになるとダリオは説明する。

「それはちょうど、熱いシャワーを浴びているときに、創造的なアイデアが浮かぶようなものです。アイデアが不意にやってくるのです。そんな感じで、瞑想は新たな発想を生み出す助けとなっています。」

そうしたアイデアは、無理やり引き出そうとして得られるものではない。自分自身が「その空間」の中へと自然に入っていけるようにする必要がある。瞑想は、私たちをリラックスさせて、新しいアイデアを引き出すチャンスを与えてくれると彼は語る。

ブリッジウォーター・アソシエイツでは、超越瞑想が社員教育の一部となっていて、今では従業員の多くが超越瞑想を行っている。従業員のために、ダリオは超越瞑想を学ぶ費用の半額を負担しているという。

ファンドの成功にとって、瞑想は不可欠なものだったと彼は言う。瞑想は落ち着いた心を保つ助けとなるため、従業員は感情を交えずに、思いやりのある態度で、互いに異なる意見を出し合うことができるのだ。

「投資の世界では、誰もが独自の考えを持ちたいと思っています。他の人々と同じように考えていては、相場で勝つことはできないからです。他の人に依存しない自分独自の考えをもつ必要があるのです。」

それと同時に、忍者のように冷静である必要があるのだ。


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