アフリカの戦争難民が超越瞑想によってPTSDを克服する

過去20年間、アフリカの18カ国が戦争の惨禍によって荒廃してきた。数千万人の民衆が恐ろしいテロ行為を目撃し、暴力の犠牲となり、心的外傷後ストレス障害で苦しんでいる。

アフリカンPTSD救済は、デヴィッド・リンチ財団と連携して、こうした戦争難民に超越瞑想プログラムを教え始めた。この団体は、戦争難民の生活再生を支援し、心的外傷性ストレスの影響による衰弱を克服して、身体的・情緒的・社会的に健全で前向きな人生を取り戻せるように手助けしている。

PTSDは、戦争の隠れた傷痕であり、多くの人が暴力と破壊の暗い影から抜け出そうと苦しみ、個人、家族、地域社会から活力を奪っている。暴力や戦争の犠牲者は、しばしば想像を絶するトラウマに苦しみ、その苦悩から抜け出せずにいる。暴力や戦争の経験は、脳のなかに消せない印象を残す。その結果、ひっきりなしにフラッシュバックを起こし、絶えず恐怖を感じ、極度に警戒心が強くなり、たびたび怒りを爆発させて、人間関係が保てなくなっている。

ところが、こうしたトラウマに苦しむ人々も超越瞑想を始めると、心と体が深い休息を得て、健康になり、秩序立った脳機能が回復することが科学的研究によって明らかになった。

実際に超越瞑想を学んだアフリカ難民は、トラウマを克服し、人生の苦しみに打ち克つ力を得て、健康と幸福が増していくのを経験している。

以下のビデオでは、暴力やレイプの犠牲者となった二人の難民の女性たちが、超越瞑想を実践することで、心と感情の安定性を取り戻し、極度のストレスが消えつつあることを語っている。

デヴィッド・リンチ財団がアフリカ難民救済のために取り組んでいる活動についての詳細はこちら

原文・MARIO ORSATTI