脳機能を高めることで、ADHD(注意欠損・多動性障害)が改善

ADHD(注意欠陥多動性障害)の学生の症状が、効果的に改善されたという研究データが、精神医学ジャーナル「Mind & Brain(心と脳)」で発表された。研究では、ADHDの学生の脳波を調査し、彼らが超越瞑想を実践することで脳機能が向上、症状が改善することがわかった。研究論文「ADHD、脳機能、超越瞑想」2011年8月・78〜87ページ

この研究は、ワシントンDCにある学習障害児のための私立学校で6ヵ月間にわたって行われた。神経科学者であるフレッド・トラヴィス博士と他の研究者たちは、生徒がコンピュータを使って知覚運動の課題を行っているときの脳の電気的な活動を調べた。その課題をうまく行うためには、集中力、記憶力、衝動調節能力が必要となる。

研究の結果、超越瞑想を実践するADHDの生徒は、脳の処理能力が増大し、言語能力が高まっていることがわかった。言語の流暢さのテストでも、脳の実行機能の秩序性が増していた。

ADHD_Brain_Functioning_and_Transcendental_Meditation_Practice_01

この研究では、超越瞑想を学んだグループとまだ学んでいないグループに分け、3カ月間で脳波の同調の度合いがどれだけ高くなったかを調査しています。※各グループの脳波の同調度を、調査の開始日(A)とその3カ月後(B)に測定し、どれだけ同調度が高くなったか(B-A)を図示しています。

上段の図は超越瞑想をまだ学んでいないグループ(対照群)、下段の図は超越瞑想を学んで3カ月間実践したグループ(TM群)の、同調度が高くなった脳の領域を示しています。二つの図からもわかるように、対照群では、同調度が高くなった領域はごくわずかであるのに対して、TM群では、TM開始3カ月後に、脳の多くの領域で同調度が高くなっています。(同調の度合いは線の濃淡で示されている)

共同研究者のウィリアム・スティクスラッド博士(メリーランド州シルバースプリングの臨床神経心理学者)は、次のように説明する。

「これまでの研究から、ADHDの子供達は、脳の発達が遅れていて、ストレスに対処する能力が低いことがわかっています。実際、ストレスを感じているときは誰でも、周りに注意を払ったり、自分を管理したり、物事を達成するのが難しいと感じます。ストレスは、学習能力を妨げ、脳の活動を停止させます。注意、記憶、組織化、統合といった脳の機能は、ストレスによって脅かされるのです。」

「私達がTM(超越瞑想)を選んだ理由は、TMが脳機能を高め、ストレスを軽減することが研究によって証明されていたからです。」と研究主任であるサリナ・グロスワルド博士(ジョージ・ワシントン大学で訓練を受けた認知学習の専門家)は言う。

「TMにストレスを軽減する効果があるのなら、ADHDにも効果があるのではないかと思い、症状が改善されるかどうかを研究したのです。」

「ADHDの生徒は、集中したり、心をコントロールすることが苦手ですが、TMはそうした能力を必要としません。TMに関するこれらの研究は、集中力や注意力に問題のある子供達でも、TMを行うことができ、効果が現れることを示しています。TMは、ADHDの子供達にぴったりのテクニックであると言えます。」

超越瞑想の他の研究では、瞑想者は、脳機能がより秩序だった形で機能することが明らかにされているが、今回の脳波の調査では、障害のあるADHDの症状にも有効であることが改めて確認された。

原文・MARIO ORSATTI(この記事は抄訳です)

■超越瞑想によってADHDの症状の改善が見られることを報道するabcニュース
(この当時はまだ研究が行われていない)

  

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