悟りの成功哲学は、苦労して頑張らないこと

超越瞑想は、ストレスを取り除き、能力を高めるだけでない。その最大の恩恵は、人生の究極の目標である「悟り」を実現する、ということ。マハリシは、この点をいつも強調してきた。

UCLAの学生(レイチェル・ケリー)がマハリシにインタビューした記事でも、そのことが明確に表現されている。

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──あなたは、「悟り」は簡単であると話されていますが、あなたの言う「悟り」とは、どういうものですか?

マハリシ:「悟り」とは、暗闇がないということ、暗闇が存在しないということです。「暗闇がない」とは、失敗がない、弱さがない、欠点がないこと、どこにいても成功し、どこにいても願望が成就するということです。それが悟りです。人が自然法に完全に調和して生きていると、自然法はおのずとその人を支援するようになります。そうなれば、私たちはどんなことに関しても、暗闇の中に留まることはなくなります。

──学生がTMを学ぶことの価値とは、なんですか?

マハリシ:学生生活の目的は、できるだけ多くの知識を得ることです。そしてできれば、総合的知識(すべての知識を統合した知識)を得るということです。ですから、学生が超越瞑想を学ぶときには、超越瞑想の原理である総合的知識も学びます。

超越意識は、すべての自然法則の統一場です。統一場はご存じですね? 場の量子論は、自然界のあらゆる創造性の基盤には、すべての自然法則の統一場があることを明らかにしました。ですから、人が超越するとき、その人は知性のそのレベル──全知のレベルを経験します。これが悟りのレベルです。そうすると、その人は自然に、あらゆる面でより良い思考ができるようになります。より良いというのは、あらゆる面で、誰にとっても正しく、誰にとっても役に立ち、そして速やかに願望を達成する、という意味です。それが悟りです。

そして学生の生活は、可能なかぎりすべての知識を発達させ、可能なかぎりすべての創造性を獲得するためにあります。すべての人の意識には無限の創造性があり、超越瞑想はとても簡単にシンプルに、そうした無限の創造性を開花させ、すべての学生が総合的知識を獲得できるようにします。ですから、学生生活の目的、教育を受けることの目的は、超越瞑想の実践によって達成することができるのです。

──学生は世界のためにどのようなことができますか?

マハリシ:彼らは世界を再創造することができます。世界はやり直しが必要です。世界は再建されなければなりません。そして基本的に、世界の再建に必要なことはただ一つです。それは、すべての人が悟りを得るということです。

──アメリカの人々は、普通、楽であることと、効果があることとを結びつけません。TMはどうしてその両方を合わせ持っているのですか?

マハリシ:超越瞑想をすると躍動的な心が完全に静寂になるので、当然、瞑想から出てきたときにはその静寂が残っており、そのとき心は静寂でありながら、活動的でもあります。静寂でありかつ活動的です。

それはちょうどビジネスマンが銀行に入り、そこから出てくるようなものです。彼のポケットは一杯になっているので、とても気楽に市場を動き回ることができます。ポケットの中にお金があれば、利益を得るために市場で苦労して頑張る必要はありません。それと同じように、超越瞑想から出てくると、内なる知性がより創造的になるので、人々はそれほど苦労して頑張る必要はありません。

超越瞑想の原理とは、人生で苦労する必要はないということです。これは偉大な原理です。より少ない行動で、より多くを達成します。それはちょうど矢を射る原理に似ています。私たちはただ矢を後ろに引き絞り、それを放します。すると矢はとても遠くまで飛んでいき、大きな力で的に当たります。ですから、成功は、頑張って働いて得られるものではありません。成功は、自然法の無限の組織力を私たちのために好意的に働かせることによって得られるのです。超越瞑想は、自然法からの好意をもたらします。宇宙全体を支配している自然法の創造性をもたらすことで、瞑想者がどんなことでもたやすく達成できるようにします。

──あなたはとても多忙な方で、1日25時間働いていると聞きます。あなたの毎日の仕事とは、どのようなものですか?

マハリシ:私は苦労して頑張らないので、25時間働くことができるのです。ただ座って話をしています。私の哲学は、苦労して頑張らないこと、苦労して頑張らなければならないような指示を誰にも出さないことです。楽であること、シンプルであること、自然からの支援を得て、至福意識を得ること。自然法が私たちのために働くように利用します。ただそれだけです。

原文・MARIO ORSATTI


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