スキンケアは意識のケアから──自然派ラグジュアリーコスメのソダシの取り組み

化学物質が一切含まれていない、天然成分100%でつくられたラグジュアリーコスメ、「ソダシ(Sodashi)」は、そのレベルの高さから、世界各国の高級スパなどで愛用されている。

日本でもザ・リッツ・カールトン東京にあるザ・リッツ・カールトン スパ&フィットネスが、2015年9月1日より日本で初めて導入した。ニュジージランド出身の創設者ミーガン・ラーセンは、自然派スキンケアのソダシの設立の基盤は、瞑想にあると語っている。以下は、ハフィントンポストに掲載された彼女のブログからの引用。

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超越瞑想を学んだのは、19年前のことでした。それ以来、1日2回20分間ずつ、瞑想を続けています。最初に気づいたことは、毎日の活動のなかで、より落ち着きを感じるようになったことです。エネルギーが増して、より創造的になったと思います。最初の1年間に、周りでたくさんのことが起こりましたが、内面は穏やかで、以前よりも心がはっきりしてきました。そして、「小さなことは気にしない」という態度が身についてきたのです。

その5年後に、自然派スキンケアの会社「ソダシ」を始めましたが、それは私にとって意外なことではありませんでした。瞑想は、そうしたビジネスの基盤となっています。

最初の頃、フルタイムの従業員は3人だけで、私ともう一人は毎日午後に職場で瞑想していました。ある日、3人目の従業員が私のオフィスに入ってきて、「あなたが行っている瞑想を私もやりたい」と言い出しました。「その瞑想についてもっと知りたいのですが、私も学ぶことができますか?」と。

そして、過去14年の間に、40人以上の従業員が超越瞑想(TM)を学びました。私たちの会社では、従業員がTMを学べるように補助金をだして、身体のストレスを取り除く方法を提供してきました。会社にとっても、一人ひとりの従業員にとっても、瞑想の恩恵は、素晴らしいものです。瞑想を中心にして、社内に、創造的で、協力的で、思いやりと結束力のある職場環境が生み出されてきました。明らかに、瞑想は従業員の忠誠心を高め、退社率を下げる助けになっています。

今では、毎日午後2時30分になると、従業員が会議室に集まって、20分間、目を閉じて一緒に瞑想しています。TMの研究によると、瞑想の実習によって、脳波の同調が高まることが確かめられています。そうした脳波の同調は、集中力と心の明晰さを高め、ダイナミックで積極的な労働力を生み出します。ストレスを軽減するだけでなく、TMは不眠症を改善する効果もあります。一人ひとりが自分の内側へと入っていき、毎日いくらかの神聖な時間を楽しんでいます。

この会社を立ち上げた当初から、私は、健康と幸福を高める職場環境を目指してきました。瞑想だけでなく、従業員はアーユルヴェーダの知識を学んだり、個別のアーユルヴェーダ健康コンサルテーションを受けて、健康と幸福を維持しています。また、ずいぶん前から、誕生日には誰も仕事をすべきではないと私は考えてきました。それで、誕生日の日は有給休暇をとって、みんなが自分の特別な日を祝うことができるようにしています。

人生を豊かにする方法を従業員と共有できることは、本当に素晴らしいことです。それによって、私の心も満たされのです。

「瞑想を学んだ後、より大きな落ち着きと、より大きな目的意識をもって、自分の人生を歩んでいけるように感じます。」──エイミー・マッテス・ハリス、ソダシの従業員

Source:Why We Meditate at Work (Megan Larsen)