「国際ヨーガの日」に真のヨーガついて知ろう

6月21日(日)は第一回目の「国際ヨーガの日」です。この「ヨーガの日」は、インドのナレンドラ・モディ首相の提案に応じて、国連が制定したものです。

モディ首相は、長年にわたって超越瞑想を行っており、ヨーガの真の価値について次のように語っています。

「ヨーガは単なるエクササイズではない。自分、世界、自然と一体になるために行うものである。」

ヨーガという言葉の本来の意味は「統一」であり、心と体の統一、人間と自然との統一を表しています。そのような統一を体験するための方法、それがヨーガである、ということです。

ヨーガとは一般に、身体を曲げたり伸ばしたりするインドの体操法だと考えられていますが、ヨーガという言葉は、もっと広い意味を持っています。目を閉じて静かに座るという瞑想も含まれているのです。

ヨーガの最も重要な文献とされているヨーガ・スートラには、「ヨーガとは、心の活動が完全に落ち着いた状態である」と記されています。そして、この状態を「サマーディ」という言葉で定義しています。サマーディとは、心が無限に広がった、純粋で枠のない状態です。この意識状態においては、自分、世界、自然が一体となり、すべてが一つに統一されています。このサマーディが、真のヨーガの境地です。

では、どのようにしたら、サマーディを体験できるのでしょうか。幾世紀もの間、東洋と西洋の学者たちは、サマーディに到達することは非常に難しいと考えてきました。

ヨーガ・スートラによると、ヨーガには8つの側面──道徳(ヤマ)、生活の規律(ニヤマ)、体操法(アーサナ)、呼吸法(プラーナヤーマ)、瞑想(プラティヤハーラ、ダーラナ、ディヤーナ)、超越意識(サマーディ)があります。そして、長い年月をかけてこうした8つの段階を一歩一歩進んでいき、最終的にサマーディに至ることができると解釈されてきました。

しかし、超越瞑想の創始者であるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーは、ヨーガの実践の最終的なゴールがサマーディなのではなく、まず最初にサマーディを体験すべきであると説いています。そして、誰もがサマーディを体験できる古代から伝わるテクニックを世界に広げました。それが超越瞑想です。超越瞑想は、より大きな幸福を求めるという心の自然な傾向を利用して、意識を内側へと向けます。そうすると、心は徐々に、より静かな想念のレベルへと進んでいき、やがて最も微細な想念のレベルさえも超越して、完全な静寂、満足、至福の状態に達します。それが「サマーディ(仏教では三昧と訳されている)」の体験です。そのとき、心のあらゆる揺らぎや多様な傾向は統合されて、統一された全体性、すなわち真のヨーガの状態を体験するのです。

デトロイトでヨーガを教えているジェニー・オーラフリンは、TM(超越瞑想)を学んだときの体験を次のように話しています。

「TMを学んだとき、自分自身に立ち返るような深遠な感覚がありました。それは深い静寂や、周りのすべてのものとつながっているという感覚です。」

そして、こうした体験がヨーガの実践の助けになると語っていました。

「多くの人々が、超越瞑想を学んだ後に、より深くヨガの実践に入っていけるようになったと話しています。以前はできなかった姿勢ができるようになったという人もいます。体がもっと軟らかくなり、ヨガの実践がより深く、より順調になったと、すべての人が話しています。」

瞑想によってサマーディ(超越)の状態を繰り返し体験することで、ヨガの実践の体験も深まり、最も簡単にヨーガの最終目標である悟りの状態へと高まることができるのです。

6月21日(日)の「国際ヨーガの日」には、真のヨーガの体験をもたらす超越瞑想の無料説明会「ヨーガの真髄と瞑想」が、全国のTMセンターで開催されます。興味のある方は、以下の日本地図から最寄りのセンターを選んで、6月21日(日)の説明会にご予約ください。別の日時は、通常の超越瞑想の説明会が行われています。