瞑想で世界を変えるのが使命──デヴィッド・リンチ

ハフィントンポスト(英語版)に掲載された映画監督のデヴィッド・リンチのロング・インタビューのなかで、リンチは、人生から苦しみを取り除いて、より良い世界にしたいという熱い思いを語っている。以下は、その記事の抄訳。

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90年代のテレビシリーズ、ツインピークスのシュールな世界には、すごく惹きつけられ夢中になったものだ。その番組の制作者で監督であるデヴィッド・リンチの名前は有名になり、大きな流行を作り出した。(この潮流は今も続いている。リンチが新しい話を盛り込み、監督制作するツインピークスのシリーズが、2016年「ショータイム」で、再び放映されるという最新のニュースは、人々を熱狂させた。)

ツインピークスでの仕事で、エミー賞のノミネートをたくさん受けたということに加えて、リンチは、アカデミー賞でも、エレファントマン、ブルーベルベット、マルホランド・ドライブの様な人物を描く映画で、最優秀監督賞と、最優秀映像賞の3つをノミネートされた。

ニューヨークのホテルのカフェで、デヴィッド・リンチと過ごし、ラテをすすりながら、瞑想、意識、統一場、全ての方向に肯定性が光と同じ速度で進むこと、などについて話した。刺激的な会話の間、私が感じたのは、彼が、自然の創造物の力の解説者であると同時に、人間的には、やさしく、ソフトな話し方をし、考え深くて、深い思いやりと情熱の持ち主だということだ。

様々なメディアにおいて完全なアーティストでいるのに加えて(映画とテレビの監督、脚本家であると同時に音楽家、俳優、作家、映像アーティストでもある)、デイヴィッドは、心に一つ、特別な情熱を持っている。それは、デヴィッド・リンチ財団である。この伝説的な映画制作者が創設した非営利の財団だ。これは、超越瞑想を通して、人々の人生が、トラウマや変換を乗り越えられるように創られた。TM(超越瞑想)は、リンチの人生をドラマチックに変換した。彼は、TMにより、「内側深くのエネルギー、創造性、そして幸福に近づくことが出来る。」と表現する。さらにこうも言う。「都会の学校に通う子供たち、地獄のようなトラウマのストレスに苦しんでいる退役軍人たち、ひどい暴力の被害者である女性や少女たちが、瞑想した後に変化する様を見るまで、このテクニックがどんなに力強く深遠なものかわからなかった。」

財団は2005年に、瞑想を習いたい世界中の子供のために、意識を基盤とした教育と世界平和のために創設された。現在、財団は拡大し、様々な国の成人と子供に、活発にTMを教え、若者と様々な地域のリスクを抱える人々をターゲットにした革新的なキャンペーンやプログラムを提供している。財団の仕事の肯定的な影響は、すでに現れた効果、科学的データ、研究によって、裏づけられている。また、ラッセル・ブランド、ハワード・スターン、ジェリー・サインフェルド、リンゴ・スター、エレン・デジェネレス、レナ・ダナム、ケイティ・ペリーのようなTMを実践する有名人たちの支援も受けている。

続くインタビューで、デヴィッド・リンチは、自身の個人的な変革について語り、人生と創造性を楽しむことや、ストレスやトラウマと共存する能力や、我々の「集合意識」の変換についても語っている。彼は言う。「人類は電球のようなものです。もし人類が、ものすごいストレスを抱え、元気がなく、否定的であれば、これは世界中に放射されてしまいます。反対に、もし人類が、幸福と肯定性に満ち溢れていれば、それが世界に放射されます。私たち一人ひとりが、環境と集合意識に影響を与えているのです。より多くの人が、内側に飛び込み超越すれば、幸福と肯定性を得て、世界はより良くなるのです。」
 

 
マリアンヌ・シュネール:デヴィッド・リンチ財団について少し聞かせてください。なぜこの場所に設立したのですか? それから、超越瞑想の個人的な体験についても聞かせてください。

デヴィッド・リンチ:私は、1973年7月1日の美しい朝、11時頃ロサンゼルスで、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに超越瞑想を教わりました。そして超越瞑想で得た体験を大変気に入りました。とても気に入ったのです。ただただ、気に入りました。それから今に至るまで41年間、日に2回瞑想しています。41年間ただの1度も瞑想を欠かしたことはありません。ある時、私はアイオワ州フェアフィールドに、教師と生徒全員が超越瞑想をしている高校を訪ねました。その日は雨が降って寒い夜でしたが、私はその高校で観劇に招待されました。その時私は「今夜は今までで一番退屈な夜になるだろう。」と思いました。そして人々でいっぱいの小さな劇場に行きました。

私は、そこでの演技に大変感銘を受けました。そこに、意識、知性、幸福感といったものの輝きを見たのです。それに大変感銘を受けました。誰も本物の俳優ではありませんでした。彼らはただの高校生です。演技そのものというよりも、すべてのタイミングやユーモアのセンスなどが良かったのです。素晴らしかった。ぴんと張りつめていて、大変美しく演じられていました。また、ぞくぞくする感じもありました。それを見た後、私は全ての俳優と女優が超越瞑想を学ぶべきだ、と思いました。その高校生たちからは、カリスマ性や魔力のようなものが、かもし出されていたのです。

この頃、国内のいろいろな学校について、銃を持ってくる生徒がいるとか、年々学校内の暴力がひどくなっているとか、銃の探知機を設置しているとか、全然勉強せず喧嘩ばかりしている、うつ病が多い、医療ドラッグ、非合法ドラッグの蔓延などについて、聞き始めました。このようなことは、今はみんなが知っています。この時私は思いました。子供たちが超越瞑想の事を知ったらどうだろう? それで、2005年にこの財団を創設したのです。

主に学校でのTMの普及に力を入れています。それは意識を基盤とする教育です。全ての人が意識の内側に宝物を持っている、ということを基盤にするのです。純粋意識、枠のない意識が全ての人の内側にあります。人が超越する時、純粋意識を体験します。その内側の意識は、枠のない意識、枠のない創造性、枠のない幸福、枠のない愛、枠のない力、枠のない平和の肯定的な質があります。全ての人の内側にあるのです。私たちにはただ、最も深い永遠のレベルにあるその場所へ到達するためのテクニックが必要なのです。

人が超越瞑想のテクニック、超越する能力を得た時には、前よりも幸福になります。人が経験する全ての苦難はなくなっていきます。成績は上がり、人間関係は良くなり、理解力が毎日高まっていきます。全ての学校で、超越瞑想の実習が行われれば、1年以内に180度方向転換するでしょう。その学校は、行きたくなる場所となり、子供を是非行かせたくなる学校になるでしょう。

その後、財団のプロジェクトは枝分かれして、今は、学校だけではなく、退役軍人、ネイティブ・アメリカン、ホームレス、囚人など、本当に苦しんでいる人々、売春に関わっている少年少女、人生をむしばむひどいトラウマのストレスに悩むPTSDの子供たちなどにも広がっています。

今朝私は、退役軍人について書かれた記事を読んだばかりですが、たくさんの人が彼らを助けようと様々なことを試しています。私が読んだ記事の一つは、彼らに魚の油をあげるというものです(笑)。彼らを助けるために、様々なことを試しているのです。しかし、それらのことは表面的な療法でしかありません。病気にかかった木の枝を治しているようなものです。経験豊かな庭師だったら、根に水をやるでしょう。栄養分を深いレベルから得れば、木全体がよみがえります。超越瞑想法を始めた退役軍人は言います。「人生を取り戻した。これは祝福だ。」あなたが退役軍人に向けて、超越瞑想は表面的な療法ではない、という記事を書けば、その内容は彼らの深いレベルに達し、彼らが瞑想を始めれば、トラウマによるストレスはなくなるでしょう。

苦しんでいる人々は、このテクニックを試してみるべきです。超越瞑想のテクニックを簡単に例えれば、黄金がやって来てゴミが消え去る、ということです。よく効きます。現在ストレスに苦しんでいる退役軍人や、あらゆる人がこのテクニックを習うことを政府がサポートするべきです。

MS:超越瞑想をバックアップする多くの研究や統計がありますね。私たちが関われば、あなたは、この瞑想が広がり、多くのサポートを得ると思われますか?

DL:これは最高級のものです。言葉には尽くせません。これにあらがうことは難しいのです。いまだに超越瞑想の事を知らない人がいますし、アジアの変わった宗教だとか、座って瞑想するのはとても変なことだと思っている人たちもいます。男らしい事ではないとか、アメリカ的な事ではないと、思っています。これは問題です。瞑想はよく効きます。これを知るべきなのです。瞑想することは変なことではありません。座り心地の良い椅子に座り、目を閉じて瞑想をする、これが教師に教わることです。これは本当に効きます。簡単で、努力がいりません。これは、集中法ではなく、沈思黙考する方法でもなく、大変自然な瞑想法なのです。あらゆる人が行える大変自然な方法なのです。内側にある宝を経験する大変力強く素晴らしいものです。毎日、超越すれば、人生は日に日に良くなっていきます。苦しみにさようならを言いましょう。困難にさようならを言い、人生を楽しみましょう。
 

 
MS:あなたは、マルチ・タレントのアーティストとして、たくさんのメディアで活躍しています。一人の人間として、そしてアーティストとして、自分自身の進化はどのように見ていますか? あなたの意識はどのように変わったのですか?

DL:そうですね。始めに「意識」という言葉についてですが、たいていの人はこの言葉の意味がよくわからないでしょう。意識とは、「私自身が生命である」ということなのです。意識があるために「私です」と言うことが出来るわけなのですが、意識とは生命それ自身なのです。すべての人が意識を持っていますが、全く同じというわけではありません。個々人の可能性は無限の意識にあります。これが、至高の啓発と呼ばれるものです。これを得るには、ただ毎日、超越の時間を積み重ねれば良いのです。より多く意識を開発すれば、人生はより良くなります。

瞑想を始める前も、私は創造的でしたが、振り返ってみると、以前は弱かったと思います。自分に自信が持てませんでした。少しばかり憂鬱でした。自分の人生の状況に、とても怒っていました。そしてこの怒りを最初の妻にぶつけていました。

初めての映画を撮った日、55部屋もあるマンションで、望んでいた全ての機器を使って仕事できることになりました。私は世界一幸せな人間のはずでしたが、心の中をのぞいてみると、それは表面だけの幸せでした。深いものではありませんでした。その下は虚ろでした。

その時まで私は、瞑想などというものは冗談だと思っていました。一時の流行で、時間の無駄だと思っていました。しかしその頃、私は次のような言葉を聞きました。「本当の幸せは外側にはない。本当の幸せは内側にある。」この言葉の響きには、本物を感じました。もしかして、瞑想とやらで内側に入り、そして幸福を見つけられるかもしれない、と思いました。

それで適当な瞑想法を探し始めました。世の中には本当にたくさんの瞑想法があったのです。そうだ、他の人たちのように本で瞑想を学べるだろう、と思いました。なぜ瞑想を習うのにたくさんのお金を払わなくてはならないんだ? 瞑想とは何だ? 私は、いろいろな種類の瞑想法についての本を読みあさりました。しかし、どれも正しいとは思えませんでした。ある日、私の妹が電話してきて、「超越瞑想を始めた」と言いました。彼女は瞑想について話してくれ、私はそれが気に入りました。そして言ったのです。「これこそ私のためのものだ」と。そして、私は瞑想を習いに行き、それについて決して後悔しませんでした。

超越瞑想を始めて2週間以内に、妻が「何が起こっているの?」と聞きました。私は「何のことだい?」と言うと、妻は「どうして怒らなくなったの?」と言いました。私の変化はとても自然なものだったので、怒らなくなったということに、自分では気がつきませんでした。怒らないようにしようとしたことはありません。ただそうなったのです。変化は全てとても自然に起こりました。ただ、幸せになり、身体の調子が良くなり、楽しくなり、世界中の人々と人生に感謝するようになるのです。ただそれが感じられます。

私はよく、否定性に覆われている人生とは、否定性という衣装を着て窒息しているゴム製のピエロのようだ、と言います。しかし、毎日瞑想すれば、このピエロが着ている服は脱げていきます。これが人に大きな自由を与えるのです。表面を治療するだけでは、学生、退役軍人、囚人など、苦しんでいる人たちの困難を取り除くことは出来ません。ドラッグでまぎらわせることは出来ますが、取り去ることはできません。毎日超越すれば、苦しみはなくなります。前に進めるのです。

MS:学生が瞑想をすることについてですが、私も娘の学校にこのようなプログラムが欲しいと思います。現代の子供たちに思いをはせる時、私の娘たちについて考えます。13歳と16歳なのですが、今の子は、常に電話をいじっているか、コンピュータに向かっているので、大変たくさんの情報が入って来ます。テクノロジーの役割について理解はありますが、あなたがおっしゃるように、今の子たちは怒りやストレスを抱え込んでいます。ですから、教育の一部として、学校で瞑想を習うのは重要だと思うのです。私たちはそういう方向に進むべきだと思います。

DL:私たちは確実にその方向に進んでいると思いますよ。教育は、子供たちの可能性を広げるべきです。超越瞑想の規則的な実習は、人をあらゆる可能性へと広げます。私が広めようとしている意識を基盤とした教育は、基本的には優秀な学校が行っていることと同じです。ただ、生徒、教師、スタッフ、校長が超越瞑想をすることをカリキュラムに加えるだけなのです。知る者、知る過程、知られる対象、という知識の三つの側面がありますが、学校では今、知る過程と知られる対象はありますが、知る者(生徒、人間)について教えていることはほとんどありません。

多くの子供が苦しんでいます。彼らに超越瞑想の技術を与えれば、全ての可能性が開かれます。理解力がどんどん大きくなります。集中できるようになります。人間関係も良くなります。ものすごく、ものすごく幸せで、創造的で、力強く、平和を愛する人物になります。そして、より自信を持ち、自立します。超越瞑想の実習によって、すごく肯定的に感じ、否定性や苦しみがなくなるでしょう。これが、教師、職員、校長先生にも同様に起こります。超越は全体的な体験ですので、人生のすべての面が向上します。その秘密は、常に内側に、内側に、内側に、あります。

MS:あなたが言うように、個人に利益があるのは明らかですが、世界を変えることにもつながる、ということもおっしゃっていたようですが、それについてはどうお考えですか?

DL:世界には、集合意識というものがあります。私たち全てが、何十億もの人間が一緒になって集合意識を作っているのです。今日の世界の全ての問題は、集合意識が高くないために起こっています。人類は光の電球ようなものです。もし人類に大きなストレスがあり、否定性で満ちていれば、それを世界中にまき散らしてしまいます。反対に、幸福と肯定性に満ちていれば、それを世界中に広げます。私たちは一人一人が環境と集合意識に影響を及ぼしているのです。より多くの人が、内側に行き、超越すれば、幸せと肯定性を得て、世界が良くなるのです。

平和を創造するグループがあります。マハリシは、より上級のテクニックをもたらしました。このテクニックとTMを一緒にグループで行えば、その効果は、同じメンバーが別々に行うよりも力強いのです。平和創造グループは、肯定性の灯台のようなものであり、集合意識に巨大な調和と幸福を創り出します。私は、私たちの世界に永久に保てる平和創造グループを作りたいのです。

大学は、平和創造グループには、理想的な場所です。1年生がこの瞑想を習い、2年生、3年生、4年生と共に実習します。学生たちは、午前と午後1時間ずつ、グループとして一緒に瞑想します。残りの時間は、通常の大学生活を送ります。これが、全ての国にとって力強い支えとなるでしょう。大学は平和の灯台になるのです。

必要なのは、人口の1%の平方根の人数です。これは大変わずかな人数です。私には簡単に達成できるように思えます。少なくとも9000人の平和創造グループがいるだけで、世界中の様々な国の集合意識に充分な調和と幸福をもたらすことがわかるでしょう。

このことが、まだ実現していないということ自体、私には驚きです。その主な理由は、人々がこのことを信じていない事、そして、古いやり方で、憎しみと暴力で問題を解決しようとしていることだと思います。殺し合いや戦争などによってです。この方法を全ての人が信じる必要はないのです。わずかな人が信じれば、これを行おうとしている人々にとって充分な助けになります。そのサポートは、これをやる人々にとっても進化の基盤となるし、世界にとっての偉大な奉仕活動となるでしょう。
 

 
MS:先ほど、デヴィッド・リンチ財団の偉大なプログラムとリーダーシップについてお話していましたが、多くの人が様々な痛みやトラウマを持っていますね。私は女性のためのNPOを運営していますが、あなたが、ペリーセンターで行った女性のリーダーシップのためのイベントについて聞いたことがあります。そのイベントを通じて、例えば、どのようにして女性を家庭内暴力から助けようとしているのですか?

DL:一般に、家庭内暴力、または外での暴力を受けた女性は、世界中のあらゆるところで大きな問題になっています。この問題は、人間の内側にあるストレス、怒り、欲求不満、様々な否定性から来ているように思えます。内側に苦しみをたくさん持っている人たちの関係性では、たやすく暴力が爆発するように思われます。そして、自分の行動の結果を考えずに、瞬間的に暴力をふるってしまうのです。この内側の苦しみをなくすことが出来て、それを幸福と取り換えることができれば、二度と他の人を傷つけようとは考えなくなるでしょう。他人への理解、愛、道徳、他人への感謝で満たされ、暴力を使わずに、和解し、大変素晴らしい方法、大変幸せな方法で、和解する能力を持つでしょう。

集合意識が高まれば高まるほど、世界の紛争は解決されるでしょう。平和の定義は多様性の中の統一です。または、多様性の中の幸福、愛、平和とも言えます。全ての争いは、この平和の光によって完全に解決するでしょう。

MS:問題の一部に、我々が大変忙しいということがあると思いますか? 夢遊病者のように毎日ただ自分の予定をこなそうとして、この意識の場所から出ることが出来るということに気づきもしない、それは、情報の過多、そして現代社会の忙しさのせいだと思われますか?

DL:そうです。今は情報が多すぎると皆が知っています。家族や近隣からだけではなく、世界中からやって来る情報が多すぎます。これがさらなるストレス、心配、不安をあおっています。そしてこれが、人々が奇行、暴力、痛ましい事件を起こす要因なのです。それをやるつもりはなくても、そうしてしまうのです。自分自身をコントロールできなくなっているようです。苦しみがその原因なのです。

超越は、人に行動する前に考えるチャンスをくれます。そしてこの内側の美しい宝を経験することによって、苦しみが終わり、幸福、内なる平安、創造的知性、愛、エネルギーを受け取ります。これが、より良い人生の原動力となり、全ての人への感謝の念への原動力となります。それは大変強力で調和を祝福します。

MS:あなたは、もちろん多才なアーティストですし、今現在も世界中で、たくさんの創造的なアイデアを使って働いていますね。より良い人生にし、ストレスに打ち勝つという以外に、あなた自身、または一般の人が、創造性をつちかうには、どのようにしたらいいか、少しお話しください。

DL:私は、否定性は創造性の敵だと思っています。例えば、もし、すごく落ち込んでいれば、ベッドからなかなか出られなくて、何か創造的なことは考えられないでしょう。もし、苦々しく、利己的な怒りでいっぱいなら、心はそれに占拠されてしまい、創造的なアイデアが湧く余地はありません。

私たちの身体は、アイデアの流れを通す管のようなものなのです。毎日、超越することにより、否定性は消え去り、その管は流れやすくなるでしょう。超越する時、私たちは、無限の創造性の領域に飛び込みます。これは本当の創造性であり、それを体験し、それを育てることにより、簡単に問題を解決する方法を見つけられるようになるのです。何のアイデアでも得ることが出来ます。毎日超越することにより、より幸せになり、何をしていても幸せを感じるようになります。仕事にもより多くのエネルギーを得られるのです。

アーティストは、鋭い感覚を失いたくないものです。彼らは瞑想すると、その鋭敏さがなくなり、穏やかになり、自分の価値がなくなってしまうように思うのです。私も瞑想を始める前、そのようなことを心配しました。しかし、私は、より鋭い感覚を得ましたし、より多くの創造性、幸福、仕事をするエネルギーを得ました。毎日超越することにより、仕事が充実し、毎日が気持ち良く過ごせるようになりました。苦しみを望む人はいないでしょう。ロマンスという面においては、アーティストは、苦しみが芸術の一部であると考えます。人はそれをロマンティックであると考えるかもしれませんが、アーティストにとっての本当のロマンとは、屋根裏部屋で、餓え、凍え、苦しむことではないはずです。苦しみが創造性を作るというのは、ばかげた考えです。アーティストは「苦しみ」というものを理解すべきですが、自分の仕事で苦しむべきではありません。苦しみと否定性は、創造性を打ち消します。真実を理解し、本当の創造性を育む、内なる宝を経験しましょう。
 

 
MS:明らかに、現在世界中に多くの否定性がはびこっていますね。ニュースをつければ、暴力と戦争の圧倒的なイメージを見てしまいます。それと同時に、あなたのような方、またはオプラのように影響力の強い方が、自分のネットワークを使って「スーパー・ソウル・サンデイ」のような番組を作ることに希望を感じます。それは、新しい意識の表れのようで、メインストリームになりつつあります。我々の時代は、大変危険な時代だと思っている人々もいますが、あなたは今、人類をどのように見ていますか? 集合意識に希望は持てるのでしょうか? 肯定的な方向へ向かっているのでしょうか?

DL:テレビから多くの情報が来ていますが、研究者たちは、過去よりも現在の方が暴力が少ないと言っているのですよ。より良くなっているように思えます。私がさっき言った通り、平和創造グループが集合意識を上げ、本当の平和をもたらすのに大変重要なのです。内なる統一場、意識の海が全ての力を持っています。原子力がいかに力強いかは、皆知っています。しかし、内なる宝庫は、最も深い領域にあり、原子力より百万倍も力強いのです。最も深遠で、最も美しく、永遠の領域であり、全てが肯定的です。それを体験し、活性化することは、人生を変える素晴らしいことなのです。素晴らしい力を持っています。平和創造グループが一度それを刺激すれば、それは光の速度でアイソトープのように動きます。肯定性が、あらゆる方向に光のスピードで動くのです。この肯定性は、外に投影し、バリアーなく、世界の平和を大きく変えます。ですから、平和創造グループを作り、世界中の困難と苦しみを完全に終わらせます。

MS:あなたは、今までご自身の体験を高めるため、仕事を続けるために、TMを行ってきましたが、更に人々を助けるために、この素晴らしい財団を作りました。何があなたをそうさせたのですか? この仕事に対するあなたのエネルギーと情熱の源は何ですか?

DL:私はこれまでに、たくさんの人の人生が良くなったケースを見てきて、それに関するたくさんの話も聞きました。超越瞑想は、本当に人の役に立つのです。デヴィッド・リンチ財団は、ニューヨークに本部を置き、著名なボブ・ロスと彼のチームによって運営されています。先程言ったように、デヴィッド・リンチ財団では、たくさんのプログラムが進行しています。学校、刑務所、ホームレス、トラウマに苦しんでいる退役軍人、虐待された子供たち、ADD、ADHDの人々などへのプログラムです。

しかし、今は全ての人にとってリスクがあります。なぜなら世界中にいまだにはびこるストレスと否定性のためです。超越瞑想は、より良い、より良い人生のために、真剣に考えなければならないものであり、瞑想で超越するためには、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの超越瞑想法の正当な教師から習わなければなりません。その値段を払えないのなら、デヴィッド・リンチ財団に手紙を書いてください。払えるお金が少しでもあれば、奨学金を受けて費用の足しにすることもできます。払えなければ、お金はまったくいりません。

超越瞑想は、宗教ではありません。これは人間のためにあり、肌の色、宗教、どのような人生を歩んできたか、関係ありません。あなたが人間であれば、効果があります。あなたはこの瞑想に感謝し、良い効果を受け取るでしょう。

MS:この肯定的な展望を示すことによって、あなたは人間の未来に何を望みますか? あなたの望みが実現すると、どのようになるのですか?

DL:地上に楽園と平和がもたらされます。全ての人が人生を楽しむようになります。豊潤、幸福、健康、願望の速やかな成就がもたらされます。古い願望は変わり、新しい肯定的な願望が、自然に思い浮かぶでしょう。この平和な世界においては、願望の成就は、その人のためだけでなく、全ての人のためになるでしょう。だれも他の人から傷つけられたりせず、世界中のどこでも気軽に旅行でき、友人に会います。敵はいません。私たちが内側の絶対的に肯定的な永遠の領域を活性化し、恒久の大きな平和創造グループを設立すれば、このことは、とても簡単に実現できます。

この内なる領域の別の名は、天の王国です。聖書にはこのように書かれています。「内なる天の王国を最初に見る者、その者には全てが付け足される。」見る、とは、見つける、を意味し、見つける、は、体験する、を意味します。内なる天の王国を体験した人々には、超越する度に、それがいくらか浸み込みます。規則的な瞑想を続け、毎日超越する時、総合性、無限の意識がその人に浸み込みます。それが、「その者には全てが付け足される。」ということなのです。これは、どの人にもある可能性です。至高の啓発、不死、完全な成就、無限の至福の状態を、最高に楽しむことは、全ての人にとっての生まれながらの権利です。私たちには、ただこの超越瞑想というテクニックが必要なのです。それが、人を簡単に、努力なしに超越させてくれます。超越瞑想のテクニックを習い、1日2回規則的に瞑想すれば、人間としての可能性の全てが急速に花開き、人生がより良く、より良くなるでしょう。

人類は、苦しむべきではありません。至福が本質なのです。個人は宇宙です。さあ、はじめましょう。

原文・ハフィントンポスト

  

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