自閉症スペクトラム障害──超越瞑想は自閉症の子供たちを救えるか?

ジョーイは、人生の最初の14年間、書くことも、読むことも、話すこともできなかった。彼は自分自身の内部に閉じこめられていたのだ。何百万人もの自閉症の子供たちがそうであるように、彼は、人とコミュニケーションをとれないことや、周囲の世界に適応できないことにもがき苦しんできた。

ストレスは人生をより難しいものにする。それは私たちの誰にも言えることだ。しかし、自閉症スペクトラム障害(ASD)の患者が経験する難しさは、健常者のそれとは比べものにならない。自閉症やアスペルガー症候群のような発達障害は、対人関係やコニュニケーションの技能に必要な脳の正常な発達を阻害する。これらの症状を抱える人々が人生の難しさに対処していくことは、彼らが人生において日常的に受けるストレスを途方もなく大きなものにしているかもしれない。

アメリカ疾病対策センター(CDC)によれば、

  • 米国人の子供の88人に1人は自閉症スペクトラム障害(ASD)である。
  • 自閉症患者は女児よりも男児の方が4〜5倍多い。米国では推計で男児54人に1人、女児252人に1人が自閉症と診断されている。
  • 自閉症スペクトラム障害の患者数は、米国で200万人以上、世界全体で数千万人に及んでいる。
  • 自閉症に関する政府統計によると、近年では罹患率が毎年10〜17パーセント増加している。

超越瞑想はASDの患者を救うことができるのだろうか?

超越瞑想を習い、それを毎日実践することで、ストレスのレベルが大幅に減少し、生活の質が改善していると感じる子供のASD患者が増えてきている。ジョーイ・ローウェンスタインもその中の一人だ。

下の動画で、ジョーイと彼の母親が一緒にTMをしている場面を観ることができる。

ノーマン・ローゼンタール博士は、ベストセラーになった著書『超越──超越瞑想による治癒と変化』を執筆するための調査の一環として、TMを学んだ数人の若いASD患者とその両親にインタビューを行った。彼は著書の中で、TMプログラムがASD患者のために果たしうる役割について論じている。以下はそこからの抜粋である。

「ASDの罹患率は88人に1人程度と推定されているが、この統計からだけでは、この病気が患者とその家族にどれほど過大な重荷を負わせているのかを感じとることができない。その障害は一生続くものであり、決定的な治療法はなく、何十年にもわたって膨大かつ高額な治療と援助が要求されるのである」

「理論的な見地から、こうしたASD患者をTMが救う可能性についてどのような考察ができるだろうか? ASD患者は明らかに他人の感情や期待を察することが苦手であり、そのため対人関係はストレスの多いものになり、引きこもりになるのも無理からぬことだ。彼らは、慣れていない状況、予期していない状況、自分でコントロールできない状況への適応を強いられることを恐れる。他の場合でも多くの人々がそうだったように、ASD患者の場合も、TMを実践することによってストレスと不安が減少するので、思いきって外の世界に出て、新しいことにトライしたり、新しいスキルを学んだりすることがしやすくなるようだ。また、ASD患者は前頭前皮質(PFC)に機能障害があることがよく知られている。ご存じのとおり、PFCは正しい決定や判断を下すためにきわめて重要な部位である。多くの場合、TMは、おそらくストレスを減らすことによって、PFCの機能を高めているように思われる。このことは、ASD患者が瞑想を始めた後、新しい環境や行動をより積極的に試みるようになる理由をも説明しているかもしれない」

次の動画で話をしているのは、イボンヌ・クルーズさんと息子のアダムくん(ローゼンタール博士が本を書くためにインタビューした人々のうちの二人)。二人は、アダムくんがアスペルガー症候群の症状に対処し、彼の学校と家庭での生活全般を改善するのに、TMがどのように助けになったかについて語っている。

原文・MARIO ORSATTI

  

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