音楽家リック・カトラーは、超越とともに踊る

キーボードとドラム奏者であるリック・カトラーは、音楽の世界を旅してきた。彼は、ジュリアード音楽院を卒業後、様々なブロードウェイのショーで演奏を行い、エミー賞にノミネートされた経験もある。

音楽家として、リックは、どのような音楽が素晴らしいのかを知っている。

「演奏しているときは、何も考えていません。自分の即興演奏を分析したりもしない。音楽は、自分自身から流れてくるものです。演奏者は、ただ、その瞬間にいるだけなんです。」

彼は、演奏しているときの澄み切った心の状態を、演奏していないときにも体験したいと願い、1985年に超越瞑想を学んだ。そして、デヴィッド・リンチの著作「大きな魚をつかまえよう」を読んで、内側に潜ることの重要性に共感し、規則的に瞑想するようになった。

「私はいつも精神的なものを求めてきました。内側に潜って、その深い静寂にたどり着きたいという願望だけがありました。」

規則的な瞑想によって、彼の音楽にもよい影響が現れてきた。

「最近、新しいCDを出して、次のCDのための曲も書いています。TM(超越瞑想)を規則的に行うようになってから、滝のように音楽が流れ出てくる感じです。それは、以前にはなかった体験です。」

また瞑想によって、彼の音楽に明瞭さと創造性が増してきたという。

「音楽を演奏しているとき、私は全く違った意識状態になります。超越的な真我(真の自分)と一緒に踊っているような感じです。瞑想することで、あの創造性の研ぎ澄まされたレベルに触れることができます。その領域は、100%自分そのものです。」

原文・TM blog